
こんにちは、ゆるりです!!
今回は、誰でもできるフレンド経由からJava版サーバーにアクセスするやり方について紹介していきます。
MCXboxBroadcastとは?
説明
「MCXboxBroadcast」とは、Xbox Live(フレンド)経由でサーバーを繋ぐ「Geyserの拡張機能」です。
これを使うことで、IPアドレスの入力は必要なくフレンドを送信し承認されると参加できるようになります。


特徴
従来のやり方だと、IPアドレスが入力できない機種(Switch/PS4/Xbox)は「DNSの変更」した上で参加する必要がありました。
ただ、これの問題点として以下のような問題がありました。
- DNSの変更が違うとインターネットに繋がらなくなってしまう。
- 内部の設定をいじるため、セキュリティー的によろしくない。
この2つを解決できるのが「MCXboxBroadcast」の存在です。
また「自動フレンド承認機能」がついているので、起動したら放置で大丈夫です。
MCXboxBroadcastの建て方
\購入に悩んでいる方や記事の質問・要望などあればDiscordに書いてね!(回答するかも)/
\サーバー作るのめんどくさい…できない…友達とすぐ遊びたい…こちらから!/
準備
- VPS(2GB以上)/※Windowsも可能ですが自己責任でお願いします。
(電気代/24時間建てることによるパソコン部品の劣化など) - Xboxアカウント(できれば、メインアカウントではなくサブアカウントや使ってないアカウント)
- Java17以上
VPSを契約する
Linux
・ConoHa VPS
・Indigo VPS
・Xserver VPS
Windows Server
・ConoHa for Windows Server
価格比較
パソコンをつけっぱなしにすると月2,000円~3,000円程度しますが、VPSだと半額程度になる場合があるのでオススメです。
(電気代も高騰している上にパーツも劣化すると考えると…。)
VPS/Windows Server | 2GB/価格(月) | 決済方法 |
---|---|---|
Conoha VPS | 1,743円~2,033円 (3.7円/時間) | クレジットカード Conohaチャージ(AmazonPay,コンビニ,銀行決済,Paypal等) |
indigo VPS | 699円(1.1円/時間) | クレジットカードのみ |
Xserver VPS | 830円~1,150円(時間なし) | クレジットカード Paidy-翌月後払い(コンビニ/銀行) |
Javaを導入
初期設定のVPS/WindowsServer には「Java」は導入されていないので入れていきます。
Linux(Ubuntu20.04)※知識ある方はスキップ
初期状態のUbuntuは、ソフトウェアが古く危ないので全部のソフトウェアを更新します。
sudo apt update;
sudo apt -y install openjdk-17-jdk
Windows(自己責任)※知識ある方はスキップ
以下のボタンからサイトへアクセスします。
アクセスしたら「JDK 19」を選択します。
※2023年4月現在JDK 19 を使っていますが、基本的にJDK 17以上を使って下さい。


Windows/x64 の「zip」を選択し、ダウンロードします。


zipファイルだとそのまま使えないので解凍(展開)して使えるようにします。
2023年4月現在「jmc-8.3.0_windows-x64.zip」がダウンロードできるので、そのフォルダーを右クリックし「すべて展開」を選択しどこかに保存して「展開」を選択し解凍しましょう。
※ただし、フォルダーの場所は使うので、どこかにコピーしておくなりして覚えておきましょう。


MCXboxBroadcastをダウンロード&起動
「MCXboxBroadcast」をダウンロードしていきます。
Linux(Ubuntu20.04)
入っていることが多いですが、入っていない場合もあるので「wget」を入れます。
これを入れると外部のファイルを簡単に導入することができます。
apt -y install wget
ファイルをダウンロードするためにフォルダーが必要になります。
mkdir /home/ubuntu/friend && cd /home/ubuntu/friend
jenkinsから「MCXboxBroadcast」をダウンロードします。
wget https://ci.rtm516.co.uk/job/MCXboxBroadcast/job/master/lastSuccessfulBuild/artifact/bootstrap/standalone/target/MCXboxBroadcastStandalone.jar
ダウンロードしたファイルを起動します。
java -jar MCXboxBroadcastStandalone.jar
Windows(自己責任)
デスクトップでもどこでもいいので「friend」というファイルを作ります。
jenkinsから「MCXboxBroadcastStandalone.jar」をダウンロードします。


ダウンロードしたファイルを「friend」にドラック&ドロップして移動します。
「friend」を開いてフォルダー内の何もない場所を右クリックして「新規作成」→「テキストドキュメント」を選択
以下の内容をコピーします。(保存場所は先ほど保存したJavaの場所です。)
"先ほどの解凍したZIPの保存場所\bin\java.exe" -jar MCXboxBroadcastStandalone.jar
//筆者の場合: "C:\Users\tokumei\Desktop\friend\openjdk-19.0.2_windows-x64_bin\bin/java.exe" -jar MCXboxBroadcastStandalone.jar
次に「txtファイル」を「batファイル」に変える必要があります。
上にある「ホーム」→「表示」→「ファイル名拡張子」にチェックを入れます。


完了したら、先ほど作った「テキストドキュメント」を右クリックし「名前の変更」を選択し
「テキストドキュメント.txt」→「テキストドキュメント.bat」に変更します。
完了したら「テキストドキュメント.bat」をダブルクリックして起動しましょう。
MCXboxBroadcastとXboxアカウントの連携
起動するとエラーが出るので、設定していきます。
このエラーは「ping がJava版のサーバーに届いていないよ~」と「Xboxアカウントと連携してね~」のエラーになります。


「Xboxアカウントと連携」をします。
以下のリンクにアクセスします。


コード入力画面になるので、以下の「????????」と書いているところを入力しましょう。
To sign in, use a web browser to open the page https://www.microsoft.com/link and enter the code ???????? to authenticate.
入力に完了すると、ログイン画面が出てくるのでログインしましょう。
完了すると、以下の画面が出るので出たら成功です。
次にConfig設定をするので、Linuxの人は一度「CTRL+C」を画面上で行い、Windowsの場合は「×」を押して閉じましょう。


MCXboxBroadcastのConfig設定
連携しただけでは使えないので、Configの設定をしていきます。
初期のConfigではこうなっています。
Config.yml
# Core session settings
session:
# The amount of time in seconds to update session information
update-interval: 30
# Should we query the bedrock server to sync the session information
query-server: true
# The data to broadcast over xbox live, this is the default if querying is enabled
session-info:
host-name: "Geyser Test Server"
world-name: "\u00A7aGeyserMC \u00A7bDemo \u00A7f& \u00A7cTest \u00A7fServer"
version: 1.19.2
protocol: 527
players: 0
max-players: 20
ip: 51.210.124.95
port: 19132
# Friend/follower list sync settings
friend-sync:
# The amount of time in seconds to check for follower changes
# This can be no lower than 20 due to xbox rate limits
# unless you turn off auto-unfollow which then you can use 10
update-interval: 20
# Should we automatically follow people that follow us
auto-follow: true
# Should we automatically unfollow people that no longer follow us
auto-unfollow: true
# Enable debug logs
debug-log: false
ここから、変更点を書いていきます。
基本的に「host-name」「world-name」「ip」「port」の4つを変更するだけで大丈夫です。
変更に完了したら再度起動しましょう。
session-info:
host-name: "フレンド名"
world-name: "サーバー名"
version: "バージョン"
protocol: 527 //変更しなくても問題ないが変更したい場合は https://minecraft.fandom.com/wiki/Protocol_version
players: 0
max-players: 20
ip: Java(Geyser)のIP
port: GeyserのUDPポート(19132)
MCXboxBroadcastからユーザーが参加する方法
上記の設定が全て完了したら、ユーザーが参加できるようにやります。
マインクラフトを起動し「遊ぶ」→「フレンド」→「フレンド追加」→「MCXBOXとXboxアカウントで連携したゲーマータグ)」→「フレンド追加」で、1分程度経過すると自動承認されるのでそのゲーマータグで参加すればOKです。


MCXboxBroadcastの注意点
「MCXboxBroadcast」は、Xbox LiveのAPIを使って行われるため、フレンドのリクエストの処理数によっては制限が入って使えなくなったり、本来の使用用途ではないので注意が必要です。
※ロボットだと思われた場合は、Microsoftアカウントにログインして電話番号認証することで解除できます。
またこの方法によって起きた問題も一切責任を負いませんので自己責任でお使いください。
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